下北国際トライアスロン完走記 (Take)

最初の予定では野尻湖トライアスロンに行く予定であったが、第一回大会、しかも距離はミドル、鉄人クラブからも大勢参加するらしい、ということで下北国際トライアスロンに参加する事となりました。宮古島が終わってからというもの5月からは仕事も忙しくなり、十分な練習が出来なかった為、気楽な気分で参加する事としましたが、一緒に参加するメンバーが強力で、あまりのんびりと走っていられない状態となってしまいました。鉄人からの参加者は、松野さん、松岡さん、上野さん、平井さんのオヤジ軍団。実力者の遠藤さん、加藤さん。ハワイに引き続いての松本さん。復活した園田さん。絶好調の滝川さん。練習不足の森田夫妻。XAXの川島さん。リトバンの中村社長。とそうそうたるメンバーです。
飛行機で行けば土曜日でも受付が可能ということで、ほとんどの人は土曜日出発の月曜日帰り。航空券は本職の滝川さんにお願いしました。
羽田7:30頃の飛行機に乗り一路三沢空港へ。機内はがらがらなのに、何故か私たち鉄人一行は固まって座っていました。三沢空港へは一時間足らずで到着。送迎バスまで時間があることからレンタカーを借りる事に話がまとまり、交渉上手な上野さんと滝川さんがレンタカーの窓口に行き無事交渉成立。10人乗りの1boxを借りる事となりました。(松岡さんがナビゲータ、私が運転手でした。)
森田夫妻も空港まで出迎えに駆けつけてくれ、鉄人一行は車に乗り受付会場へ。
いつものようにバイク組み立て、受け付けを済ませ一旦宿に行ってから、競技説明会とパーティーに出かけました。パーティーでは、テーブル、椅子が用意されており、ゆっくり出来ました。金曜日から来ていた松本さん、森田夫妻、リトバンの中村社長の話しでは宿の食事が凄いとのこと。特に、ウニは美味しかったなどの話しを聞き、パーティーでの食事は、みんな控えぎみでした。夕食を期待して帰ると、なるほどと思われるほどの量。カニ、イカ等の魚介類が多く、とても食べきれない量でした。これで一泊6,000円は非常に安い!!!
残念ながらウニは出ませんでしたが、宿のご主人が明日の夜はウニを食べさせてくれると約束してくれました。
翌朝の食事も量が多く大満足でした。
スイムは、むつ小川原港で行われ一周1000mを二周回する2000m。水は奇麗であるが唯一の難点は、水温が低いこと。当日も18度と非常に冷たかった。フルウェットスーツであれば何とかなるが、ロングジョンでは厳しいものがあります。港である為、波も無く非常に泳ぎやすかったです。
スイムを上がるとバイクトランジションまでは300m程走ります。今回のスイムタイムは、39:48とまずまずでした。着替えをしていると松岡さんがやってきました。松岡さんが着替えに戸惑っている間に゛お先に゛と声をかけて飛び出します。バイクは下北半島の先端の方を廻ってくる118km。
常にだらだらのアップダウンが続くタフなコースです。徳之島のバイクコースもきついのですが、下北は登っているのか下っているのか分からないような坂もあり、斜度はないのですが長く続くので私にとっては、下北の方が辛く感じました。
前半は押さえ気味にして、宮古島で失敗した補給を心がけました。今回は山口さんが好んで使用しているピットインを用意し、バイクスタート時と途中で取りました。その他にもパワーバーなど用意しましたが、結局全てを取ることが出来ず課題が残りました。ASでバイクボトルを受け取り損ねた為、ボトルの水も無くなり最後のASで一旦止まって水を補給。
しばらく行くと道端に松岡さんが止まっていてびっくりしました。どうやらASで止まっている間に抜かされたみたいです。気になってスピードを落として聞いてみるとドラフティングを取られたとの事。
その後、松岡さんはアウターでガンガン抜かしていきます。私も松岡さんに付いていき、時には前に出たりして二人で暫く行くと、前方にゆっくりした回転数で黄色いバイクに乗った人がいます。加藤さんだと思った時は、何故か嬉しかったです。声をかけるとボーッとしていました。大丈夫なのでしょうか?
ちょっとしたスキに松岡さんに放されてしまい、バイクゴール5km手前からの坂では、ランの事を考え追わずに足を残す事としました。バイクゴールすると園田さんもいました。真っ先に松岡さんが出て行くのを確認し、次に園田さん。ランに移ろうとしていると加藤さんもゴールして、声を掛けてから走り出しました。
ランは牧草地帯を一周する22.2km。(何も無いところです。)走りはじめは、非常に足が軽く感じられ今日は行けそうな気がしました。ところが、今日は暑かったのでした。しかもASが少なかったのです。5〜6kmくらいまでは走れたのですが、しだいに暑さで頭がボーッとしてきます。水、氷が欲しい!!
やっとのことでASにたどり着き、梅干しを食べていると何処かで見たランシャツが近づいてきます。松野さんでした。一気に目が覚め、宮古島が思い浮かびました。頑張って松野さんの後ろに付いて走って行くと、ペースの落ちた園田さんをパスし次第に調子が出てきました。
しかしペースが速すぎ、結局長くは持たず、その後は完全に潰れてしまいました。園田さん、松本さん、加藤さんに"あれ、どうしたの"と抜かされ、目が開かない状態で歩くのもやっととなり最後のASでは、限界となり暫く寝かせてもらいました。なんとか目が覚めたので、歩きながら行くと上野さんと中村社長が楽しそうに話しながら抜いていきました。ゴールしてからは加藤さんと一緒にテントで休ませてもらいました。
結果は良くなかったのですが、大勢で行ったので楽しかったし、宿の料理も最高だったので来年も出場したいなと思う大会でした。第一回大会だった為、ASの数など問題点もありましたが、来年からは改善される事と思います。
下北国際トライアスロンについて
@ 交通が不便なのでレンタカーを借りられる人数で参加した方が良い。
A 水温が低いのでフルウェットがあった方が良い。(ロングジョンでも我慢すれば泳げる)
B スイムのバトルは凄かった。
C バイクコースはアップダウンがありきつい。
D ランコースもアップダウンがありきつい。
E ランコースで熊が出たので注意が必要(松本さんが遭遇)
F 宿は安く、料理は最高。(きくや旅館)但し、やまいちホテルは最悪らしい。
G 距離は徐々に伸ばしていくらしいので、何れはロングの大会になる。