2015-11-1 ニューヨーク シティマラソン 2015 サブロー
2015ニューヨークシティマラソン



 6時前マンハッタンのホテルからバスに乗りスタートのスタッテン島を目指す。天気は曇り、気温10度前後、普段より暖かいようだ。

バスで約一時間、上下長袖とロングパンツの上にメドックマラソンで作ったウエアを着、ウインドブレーカーの服装だが風は少しあるもののそれほど寒くはない。
しかしスタートまで3時間以上ある。5万人の参加者は4つのウエーブに分けられ、速い人の第一、およそ3時間台の第二、4時間台の第三、それ以上の第四ウエーブと分けられる。
8時半車いすプロからスタート、9時20分女性プロ、50分男子プロ、以降25分間隔でスタート、私は4時間10分の記録証を出していたので第三のトップAグループ10時40分スタートである。

ゼッケンを見せながらゲートをくぐる。警備は思ったほど厳しくはない。芝生には防寒用に藁がひいてある。
ツアーの人と雑談。初めての人が多いが毎年の人、ボストン、ベルリンなどに出ている人、ウルトラ何十回の人、サブスリーも一人、斎藤さんという70過ぎの横浜月例常連の女性もいた。
このひとは後でまた出てくる。
トイレはたくさんありほとんど待たずに入れる。白人は回数が少ないかも。ベーグル、コーヒー、熱湯に粉末ココア、スープなどもあり助かる。ホテルから持ってきたおにぎりとバナナも食べた。
震える寒さの年もあったようだがそれほどでもない。雲は多く日差しはほとんどないがやはり私は晴れ男。


ようやくスタート。日本人もかなり出ているはずだが5万人の中ではほとんど目立たない。
ウインドブレーカーは回収ボックスに入れた。チャリティーに回すとのこと。
先頭の集団なのでスタートから1分くらいで走り出せた。すぐにヴェラザードナローズ橋という大きな橋を渡る。むろん上りだが6分程度で走る。
皆ペースが近く走りやすい。下りでは5分台になり自重する。このまま持つわけがない。橋を渡るとブルックリン地区に入る。上下4車線ずつくらいの広い道、変哲のない街をなんとなく走る。
だんだん温かくなりスタートでもらったダイキンドーナツ提供の防寒帽を沿道の子供にあげる。

13キロくらいでクリントンヒルの坂道となり30mくらい上がる。しばらくするとクイーンズ地区に入る。トイレのついでに長袖の上着を脱ぐが後で寒くなる可能性のあり腰に巻く。
だんだん確実にペースが落ちるのがわかるし、GPSは正確に教えてくれる。ハーフで2時間13分、目標の4時間半は厳しい。
左側にマンハッタンのビルが見えてくる。25キロでイースト川、途中にルーズベルト島があるが、を渡るクイーズボロ橋になる。

鉄骨の頑丈そうな長い橋で約1キロ、左には国連ビルなどよく見え記念撮影をした。
橋を渡るとマンハッタンに入る。

妻を含めツアーの応援団に会う。

右折して一番街、幅50mくらいはありそうな広いまっすぐな少し上りの長い6キロの道が人で一杯である。これが長かった。ペースは7分に落ちる。

ハーレム河を渡りブロンクスに入る。近くにヤンキースタジアムがあるらしい。2キロくらいでまた橋がありマンハッタンに戻る。

これからはまずはセントラルパークを目指し5番街を南下する。5番街といってもこの辺りは住宅街である。

35キロ過ぎでようやくババナなどの食べ物が出た。今までは水とゲータレイドという甘いスポーツ飲料だけであった。
小さな公園はあるがセントラルではない。ようやくセントラルパークに沿った道となるが8分前後に落ちる。

37キロで横浜のスーパーレディ斎藤さんに抜かれる。私は赤いウエアですぐわかったようだ。71歳。すごい。

100mくらいついていったがすぐに離された。セントラルパークの道に入りゴールは近い。

歩きたい衝動に駆られる。タイム的にはそんなに変わらないだろうが何とか歩かずに済んだ。

一度公園を出て左側はビル街、再び公園に入ってゴールとなった。4時間55分41秒。
最初とばしても、ちんたら酔っぱらいマラソンのメドックと同じタイムであった。

ゴールしても広いところはなく、メダル、記念品、風よけのシートをもらいながらホテルと反対方向に延々と歩く。

最後まで寒さは感じなかった。荷物預けの人はもっと長いようだ。ようやく公園を出たところで最後の記念品の厚手のポンチョをもらった。

ホテルまでの2キロくらいの道も長かった。
その夜はビール一杯とグラスワインで十分だった。

記録が悪いのは年、練習不足?ある程度はしたはずだが。
今年は数年前から出たかった二つのマラソンを走れて自分なりに充実した年でした。

あと2,3年したら完走できないかもしれません。どちらもいい大会ですが高いのはネックです。





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