2014−9 - 7 2014 佐渡国際トライアスロン大会レポート ケンチョー


佐渡から一週間、禁酒の反動で毎日酒浸り〜な生活を楽しんでいます。
本当は浦島でも飲みたかったです。あんなに美味しい魚を前に日本酒飲まないなんて・・・・。
でも、そのお陰で肝臓が頑張ってくれました。


さて、今回のレースでは出発前日に右足親指を負傷し、本当に走れるのか、ゴールまで帰って来られるのか不安一杯のスタートでした。
負傷の理由は、カンちゃんの言うとおり育ちが悪いせいでして・・・、ちょっと仕事中に腹が立つことがあり、机を蹴飛ばした不良公務員なためです。(人として、成長が必要です。トホホ)
1週間たっても右足親指の第一関節が曲がりません・・・。


■スイム
ちょっとだけアップをして浜に上がり、誰かいないかなと探していると、キョロキョロしながら歩いているブチコさんを見つけました。
「ブチコさ〜ん」と声をかけて合流。知っている人と話が出来て、スタートまでリラックスできました。
ブチコさんはバトルが嫌なので大外のコースへ、自分も足をたたかれたくなかったので大外を泳ぎました。
大外を回ったので少し距離も人の後ろにも付けずにロスはしたのでしょうが、全くバトルが無く、ストレスなしで、予定より3分早くアップできました。
波もそれほどなく、26℃とフルウェットで我慢できる水温だったことが良かったのかもしれません。後で聞いたところ、今までの750人一斉スタートから今年は1000人一斉スタートとなり
第一コーナーまでのバトルは本当に激しかったようです。そんなところへ入ってしまったら・・・・、考えるだけで恐ろしい。

 さて、シャワーを浴びながらウェットを脱ぎ、トランジットへ。

■バイク
 佐渡では毎回なのですが、景色が変わるって楽し〜い!自転車たのし〜いって、とにかく楽しみました。
これは、かもめ町しか走っていない効果(?)です。それから、応援している島の人へも「ありがとうございます」って応援している人にはちゃんと聞こえていないかもしれませんが必ず言いました。
それが集中力にもつながりました。応援されると力が出ますよね。
 45キロ位を過ぎたところで、いわっさんに追い付きました。
小木の坂辺りで追いつく予定だったので、ん?ちょっと早すぎる?前半、少し追い風だったのか34〜38km/h位普通に出ていたかも・・・。
いわっさんに声を掛けると、吐きまくっているらしい・・・。がんばりましょうって声をかけましたが、心配です。

60キロのZ坂、景色は最高!今回の上りは頑張らずに回す、楽に上ることだけを心掛けました。
ですが、両津(100キロ)を過ぎると、急に足が回らなくなってきました。ここでペースを落とし30km/h位に。この後、小佐渡では向かい風がまっており、21〜22km/h位までペースが落ちることも。
この時、前にも後ろにも人がおらず、完全な単独練習状態。完全単独は、いつものこと自分に言い聞かせましたが、足もいっちゃっている感じ。平地で10q/h台はヤバイ。
ここは、トイレに行って仕切り直し(笑)、しっかり個室に入りました。130キロだったか、140キロだったかなぁ。

トイレに行っている間に、前に人が4、5人走っている。しばらく行って追いついたが、この人たちも30km/hを割っている。
辛いのは自分だけじゃないと再確認!小木の坂を上るころには足が復活してきました。風も向かいから少し追い風気味になってきました。
無事にバイクは走り切り、ホッとしました。前回に続き、今回も補給を30分置きにパワージェルを入れ続け、
途中でアミノバイタル4000を1袋、メダリスト5500を2袋、梅干し4つ、芍薬甘草湯2袋で足がつらずに済みました。

■ラン
 トランジットでは、座って靴を履き替え、OS1でメダリストを飲み、芍薬甘草湯を飲みほし、ジェルなどをポケットに詰め込んでランへ。

足は?痛いけどロキソニンが効いてきたのかアドレナリンが出まくっているのか、ちょっとだけ鈍痛がするだけ。激痛まではしない。
もしかしたらイケるかも。とにかくびっこはひかないように、あえて痛い足をガンガンついてみる。ペースは、キロ5分15〜20秒で良い・・・、はずなのに4分45秒。抑えようと思っても足が動いてしまう。
2キロくらいで吉野さんとすれ違ってエール交換。いいなぁ〜もうゴールで。

飛ばさない飛ばさないと自分に言い聞かせると、徐々にペースも落ち着いて、5分前後のペースで金井の17.7qまでは順調に来た。
佐渡は3年連続3回目だが、いつもここからが辛い。怪我は関係なく足が痛い。ペースも落ちる。「走っていればいつかは着く」とペースは気にせず歩かないことだけを考えて走り続ける。
すべてのAS、WSで頭から冷水をかけてもらい、アクエリアスを飲んで、レモンや梅干しをもらって、ただただ歩かないことだけを考えて走る。30キロあたりでプンプンとエール交換。一番苦しい時でした。
その前にパナさんが声を掛けてくれたようなのですが、苦しすぎて聞こえませんでした。(パナさんごめんなさい)

このあたりで、前後の間隔から結構前の方を走っているかも、このままゆっくり走っても100以内の来年の優先権をとれるかもと、逃げたい気持ちが出てきましたが、
今年は会場に応援メッセージに子供たちがメッセージを書いてくれて、「最後まであきらめないで!」と。そこから頑張りました。残り10キロとなったころには足も復活し、身体が動き始めました。
27キロあたりでまとめて抜かされた4人が見えてきました。ペースもキロ5分を切るくらいまで上がってきて、金丸AS(37.1キロ)に4人が止まったところで、ASに止まらずに一気に4人を抜きました。
陽は傾いてきて暑さは気にならなくなっていましたが、次の八幡WS(38.5キロ)は最後なので止まって、コーラを流し込みました。街が見え始めたころ後ろから足音が4人のうちの1人に抜かれました。
気持ちが折れそうなので、後ろは見ませんでした。ただ、ただ、ピッチを刻むだけ、進むだけ。商店街に入ったところで「神奈川県から参加の石川選手」とコールされる。
商店街ではゴルゴさんが新潟の仲間と一緒に応援してくれました。ハイタッチをして更にペースを上げました。

本当は、ゴール前の直線はゆっくり楽しんで走りたかったのですが、あまりにも後ろから追い上げられるのでそのままゴールしちゃいました。



スイム 1:21:53(379)
バイク 6:18:47(38)
ラン  3:48:24(34)
総合  11:29:04(36) 40-44(10)

■今後
 今年のトライアスロンは終了。足を直したら、マラソンシーズンに突入です。
今年40歳になって、まだまだ自分も伸びしろはあると感じることができました。すこしでも強くなれたらいいなぁ。
それから、45歳までにマラソンのサブスリーをできるように頑張ります。



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