2010-6-6第1回 富士忍野高原トレイルレースに参加して

 鎌倉アルプスのトレイルランは快適だ!!緑の中を気持ちよく走ることが出来る。鎌倉までの20kをのんびり走っても3時間で行ける。「忍野高原は31kか!、まあ、4時間ちょっとだな」と軽い気持ちでいた。本当のトレイルレースの過酷さと厳しさを教えられることになるとは...

 スタート地点でじゅんくんと健闘を誓い、いざスタート。忍野中学から第一チェックポイント高座山まで3kで370m登っていく、途中足場の悪いところや狭いところ、足元見ながらハアハア、ゼイゼイ...ふと前を見るとさっきまで雲に隠れていた富士山がくっきりと見えた。いやー眺めはいいが、登りはまだまだ続く、3k走るのに37分、歩くのと変わらないペースにガックリ。

 高座山を過ぎてもまだまだ登る、とっても走れるような状態ではない。それどころか、手を使わないと転がり落ちそうな急坂、足元は土で崩れ落ちてくる。杓子山までの2.2kを36分、歩いているほうが早い...

 子の神(1645m)から立ノ塚峠まで一気に365m降る。登りもすごければ、降りもすごい。登った同じ角度で急降下して行く。フルブレーキをかけながらの降りは足の負担が大きい。降りの難しさを痛感する。快適な尾根道は一向に気配なし。二十曲手前の岩場ではロープを握りお尻を付いて慎重に降る。これが本当のトレイルレース!!なのでしょうか?

 二十曲峠で、給水とバナナを補給。このころから急激な降りで左足の親指に違和感を感じ始めていた。ここから石割山まで、1.2kで262m登る。また激坂の開始。その先は気持ちが良い尾根道が続いていることを信じて、一歩一歩高度を稼いで行く。あーやっと石割山。と、また急激な下り。階段。足の指はすでに限界、ペースがあげられない。ガンガン抜かれるが、無理して怪我してもつまらないので、慎重に降る。左に山中湖が見えてきた。眺めはサイコー!!

 笹尾根手前で、1.5L持っていた水が無くなり公園で給水。しばらくロードを走ってから再び山の中へ立ノ塚峠目指して林道を走って行く。普段なら、走れそうな登りだが周りは歩き。自分も少し走っては歩き歩いては走って立ノ塚峠〜二十曲へ。二十曲で給水と補給。ここからは全て降り。降り始めてから時計を見ると、スタートから5時間が経過している。当初の予定を遥かにオーバー、気持ちも落胆しているが、5時間台でのゴールを目指し歩かずランする気持ちを強く持つ。足の親指が痛い...特に降りは痛い。大きく左右に蛇行しながらなるべく角度を最小にして降りていく、足の指以外は何とか元気。街中に戻りしばらくロードを走る。

 「お帰りなさーい」の声。あーやっと忍野中学が見えてきた何とか完走。トレイルレースを甘くみた天罰が下り、打ちひしがれた私を暖かい豚汁が迎えてくれました。

 甘くないレースでしたが来年も、また自分の成長を信じて出場したいと思った瞬間でした。

 忍野中学高座山杓子山立ノ塚峠二十曲峠石割山大平山笹尾根立ノ塚峠二十曲峠忍野中学
距離(km)035.2810.611.814.419.123.626.231.7
区間距離(km)032.22.82.61.22.64.74.52.65.5
標高(m)9341,3041,5971,2321,1511,4131,2959481,2321,151934
標高差(m)0370293-365-81262-118-347284-81-217
時間(h:mm:ss)00:37:201:13:201:45:432:06:202:28:102:57:283:33:514:23:344:51:415:27:16
区間ラップ(mm:ss.0)037:20.336:00.032:22.520:36.921:50.729:17.636:23.049:43.028:06.835:35.2
ペース(分/km)012:26.816:21.811:33.807:55.718:12.211:16.007:44.511:02.910:48.806:28.2


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