2010-7-11 | 2010年済州国際トライアスロン大会完走記・奮闘記 | NEKO |
晴れ女?の威力は通じず3時頃、激しい雨の音で目が覚める。嵐を呼ぶ男?女?諸問題を抱えての代替レース、神さまが選手皆に試練を与えたのでしょうか?
4人、口数も少なく昨夜準備したお赤飯(湯で戻した)のおにぎり、焼餅など食べる。土砂降りの雨の中、薄暗い坂道を歩き、受付ナンバリングを済ませバイクにボトルセット。1つは「MUSASHIのリプレニッシュ」 1つは「カーボショッツ4個を少し薄めたもの」、弁当ケースとノリブクロにはカーボショッツ、梅チューブ、ういろう、おにぎりなど入れる。ちなみにランギアのウエストポーチにはパワージェル4個、濡れ煎餅、パワーバー1本、塩飴、ブドウ糖飴、ロキソニン、クランク・ストップなどセット済み。
一旦帰り、ウエットスーツに着替えいざ出陣!小雨になったが海は大シケ!昨日の試泳も結構波があったがそんなもんじゃない!皆、たたずみ中止のサインを心待ちにする。私は?もし決行するならば泳ごう!と密かに決意する。トラデビューの大島も立ちすくむような高波だったけど越えればどうにかなるさ〜〜!?
7時スタート直前で中止決定!ホッとしたけど拍子抜け バイクスタートは8時との事。男子プロ、女子プロ、高齢の女子から3秒置き・・・すぐじゃん?良きライバルの還暦Mさん、55〜59歳の鉄女達と再会、談笑し健闘を称え合う。
まるでタイムトライアル?チームメイトや知り合いの声援を受けてスタート!雨も止み快適だ。まずは得意な上りは快調〜♪ すぐ前にスタートしたMさんを抜く。彼女に勝てる可能性はバイクだけ・・・そんな勢いで調子に乗り曲がり角を直進するとピピ〜っ!と笛の音。前に誰も居ない!もしや右折?と慌てて停止すると、集団があっという間に走り抜けて行く。はちゃ〜〜〜!バカ!バカ!私ではなく誰か?ドラフィティングした注意と気がついたのはもっと後で・・・
雨風が強くなり海沿いになると更に風に飛ばされそうになる。右車線走行するのは初めてでつい左寄りになる。韓国人は強い口調で叫び、左からも右からも抜いて行く。怖かったのは後からスタートしたトップ集団!風を切って!!余波?を受けてホントの風と共に一瞬グラッと身体が浮き上がる。とにかく落車してはいけない!マイペース、自重と冷静になる。
70kmほどすると霧が発生!聞いてはいたが山岳ステージ?雨風も強く視界は10m以内、先に何があるか全く見えない。遠近両用のサングラスは水滴でくもり、かといって外したら道路の線も見えなくなるので右指でメガネを何度も拭きながら走行。登りも下りも止まったら最後?と思いひたすら漕ぎ続ける。
目の前で落車、パンクしている選手を見て「慎重に!絶対大丈夫!」と言い聞かせながら、どこか?自分を取り出し面白がってる?ワタシ・・・これはいつもロングのレース、練習で感じる不可思議な自分。辛い、苦しさを乗り越える本能?自己防衛なのかもしれない。運動以外でもいつもそうだ。。。
身体も冷えこれはヤバイ?そう感じ始めた時、暖かくなり霧がなくなり視界が拡がる。やった〜〜!ゴールは近いぞ!ハイウエイを飛ばしながら、左膝の外側、右アキレス腱に違和感を覚える。アウターのギアも調子悪くランで足を残すためにインナーで回すが時すでに遅し?
更衣テントで濡れたソックスだけ変え、ボランティアの少年に荷物を預けトイレを済ませ、どこがスタート?と聞くが首をかしげるのみ。ウロウロしてると分かったのか?応援の人達が韓国語で誘導してくれる。全くどこに行っても「迷い?NEKO」・・・
ランは辛いの一言!膝より右アキレス腱が悲鳴を上げ、これを押して走ったら壊れるのでは?と不安になるほど。それでも走り続けられたのは周回コースだったからかも?仲間、知り合いに会う度に励まされ、見栄張って?笑顔で応える・・感謝!暗くなり2周回目に入る時、痛みに耐えかねてロキソニンを飲む。初めて使ったこれで救われるとは!?ウソのように痛みが消え(マヒ)普通に走れるようになり、歩いてる人達をどんどん抜いていける。もっと早く飲めば良かった〜〜〜!これもいい経験、いえ完走したからこそ言える事と痛感です。
チームYの応援団長、CHIEさんの声援と撮影に何度も救われました。ホスピタルツアーの津川さん、案内役の韓国の女性の「絶対完走してね〜」 最後まで待っていてくれハイタッチし、笑顔でゴール!!
※レース結果 【Bike】 8:12:04 【TR2】 0:08:14 【Run】 5:40:24 【Total】 14:00:42