2010-11-23大田原マラソン完走記 54歳にてサブスリー達成いけ

☆昨年のリベンジに再度、サブスリーに挑戦
 2008年11月の湘南国際マラソンで2000年以来のサブスリーを達成していたが、昨年は、同じ湘南で3時間28分と惨敗。悔しい思いをしていた。これは、昨年はスイムの練習時間が取れなくなったこともあり、宮古島をキャンセルし、サロマ100キロマラソンに出、何とかサブ10は達成できたものの、その後、7月、8月と2ケ月練習を休んだことにより、体重が5キロも増え、9月、10月と月間400キロづつ走るも体重はあまり落ちず、結局湘南マラソンでの惨敗となってしまった。その後もなかなか前のレベルに戻らず、駅伝やデュアスロンでもいまいちの成績で、2010年の宮古島はバイク100キロ地点でリタイヤと調子が振るわなかった。9月の佐渡と10月の木更津トライアスロンで年代別2位と調子も戻り、体重も2年前よりも更に減り、大田原でのサブ3を期した。

☆サブスリーに向けての練習
 トライアスロン、マラソンを始めた15年くらい前からそうだが、僕のマラソンの練習はLSDとジョグ中心。スピード練習やペース走は一切と言っていいほどやらない。ヤッソ800も今年の正月にやってみたが、1回で止めてしまった。きつい練習は辛いからやりたくない。練習の理論にはペース走やインターバルをしなければないないとか、世の中には色々なものがあるが、僕は昔からランに関しては、藤原祐司のマフェトン理論、あるいは浅井えり子のゆっくり走れば早くなるを実践している。

 しばらく休んでいて練習を再開した時は、心拍数130でキロ6分であったものが、キロ6分で125拍になり、120拍になり、レース前には115拍くらいまで少なくなる。そうするとレースの時にはキロ4分を170拍で走れるようになる。今回もスピード練習と言えるのは、キロ6分から始めて3キロ毎にキロ5分半、5分、4分45秒、4分半、4分15秒とあげていった20キロのビルドアップ走1回だけ。これも練習というよりは、どちらかというと、自分が今、例えばキロ4分15秒で走った時にどのくらいの心拍数で走れるのかを見るため。

 その代わり、距離は走る。9月、10月は週末は40キロ走。木更津トライアスロンのあった10月24日まではバイクもやっていたが、それ以降はバイクには乗らず、ランとスイムのみ。土日の1日は40キロ走でもう1日は20キロか30キロというように、とにかくたくさん走った。平日の朝、出勤前に20キロ走ったこともしばしば。これにしても、キロ6分程度。早くてもキロ5分半程度である。レース前には平均心拍124拍で20キロをキロ5分半で走れるようになっていた。

 ランの練習量は1月282キロ、2月301キロ、3月251キロ、4月203キロ、5月198キロ、6月218キロ、7月206キロ、8月145キロ、9月335キロ、10月483キロであった。佐渡の後、9月11日からほぼ毎週40キロ走をやった。

☆レース開始。スタートから10キロ
 10キロ通過41分13秒。スタートは陸連登録の所に並ぼうかと思ったが、一般の部の3時間以内の一番前の方に並んだが、それが間違いだった。もっと前に並んでおけばよかった。スタートして競技場内はゆっくりジョグの状態。競技場出口の所は少し狭くなっているようで、ほとんど止まる始末。競技場から出てからもしばらくは、人が邪魔でなかなかスピードを上げられず。1キロが4分48秒。1キロから2キロは3分55秒とやっとペースアップ。しばらくサブ3のペースランナーの後ろを走るが、少し遅いなと思い、前にでた。入りの1キロ以外はだいたいキロ4分ペースで順調に10キロを通過。

☆10キロから20キロ
 20キロ通過1時間21分16秒。10キロから20キロ40分30秒。
 今回からコース設定が変わり、昨年までの2周回でなく、1周回。7キロまでがほぼ平坦で7キロから23.5キロまでがほぼゆるやかな下り基調。23.5キロから35キロまでが上り基調。その後若干のアップダウンというコースになった。ということで20キロまでは下り基調でほぼキロ4分ペースで快調に飛ばす。この辺になってくると周りに走っている人もほぼ同じ程度のスピードで走っているが、少しずつではあるが、順位を上げていく。キロ4分、一番早かったのはキロ3分47秒で少し早すぎる気もするが、到って快調だし、後半の上り基調のことを考えれば、貯金を作っておきたく、ほぼ予定通り。

☆20キロから30キロ
 ハーフ通過1時間25分44秒。30キロ通過2時間4分7秒。20キロから30キロ42分51秒。
 23キロを過ぎ、下り基調から上り基調になるとともに、東南に向かって走ってきたのが、北向きになり、北風の洗礼を受けることになる。天気予報では北の風6メートルから8メートルと出ていた。キロ4分25秒くらいにペースが落ちるが、何とか4分25秒で踏ん張る。周りのみんなもつらいようで、少しずつではあるが、これでも順位が上がっている。心拍数も平均で175拍まであがる。

☆30キロから40キロ
 40キロ通過2時間48分30秒。30キロから40キロ44分23秒。
 30キロを過ぎ、左折し、北向きから西北向きに変わり、向かい風からは解放される。しかし、だいぶ脚にきており、ペースは上がらない。キロ4分25秒から4分30秒というところで変わらず。それでも4分半よりは遅くならず、何とか踏ん張る。女性の陸連登録の人とかなり並走するが、35キロを過ぎ、振り切られてしまう。女性強し。35キロを過ぎると、どんどん抜かれるようになる。しかし、残り時間を計算するとキロ5分でもサブスリー達成なので、サブスリーをほぼ確信。しかし、心臓は何ともないのに、太ももの前の方が痛く、スピードが上がらない。心拍数も177、178と上がるが何とか頑張る。

☆40キロからゴール
 あいかわらずスピードは上がらないが、何とか踏ん張る。しかし、40キロから41キロは4分53秒まで落ちてしまう。しかし、ここまでくればサブスリーは間違いなし。2時間58分52秒でゴール。この年にして自己ベスト更新。

☆課題
 前半が下り基調で後半が上り基調ということから後半落ちるのはやむを得ないが、30キロ以降、もう少し走りたかった。35キロを超えるといつものことながら、脚が痛くなり、辛くなり、スピードが上がらない。もう少しここを早く走れるようになりたいものだが、LSDとジョギングだけでは無理なのだろうか。これを超えるにはペース走やスピード練習も必要なのかもしれない。しかし、たぶん、ペース走やスピード練習はしないと思う。

☆ほっとしました
 とにかく何としてもサブスリーを達成しようと思って10月、11月と練習してきたので、とにかくほっとしました。記録を見ると24キロまでキロ4分9秒以内で走ることができたのには満足です。これも練習の成果でしょう。心拍数は練習不足の時は最後の方は150拍くらいに落ちてしまいますが、今回は最後まで170拍以上を維持できました。220マイナス年齢の最大心拍数の公式に従えば、僕の最大心拍数は166拍ですが、たぶん190近くまで上げられると思います。次は1月末の湘南国際マラソンですが、今回サブスリーが達成できたからといって次も達成できるという保証はどこにもありません。ちょっと練習をさぼるとタイムはすぐに落ちるということは重々承知しています。というより、きちんとしっかりと練習しないとサブスリーは無理でしょう。

2時間58分52秒 220位/2994人中
10キロ通過 0:41:13
20キロ通過 1:21:16 10キロ−20キロ 40分03秒
ハーフ通過  1:25:44
30キロ通過 2:04:07 20キロ−30キロ 42分51秒
40キロ通過 2:48:30 30キロ−40キロ 44分23秒
後半ハーフ  1:33:08
以下ガーミンによる1キロ毎のラップと平均心拍数(ガーミンはゴールで42.33キロを示していたので、ほぼ合っている)
平均心拍数    173
-----------------
0-1	4:48  162
0-2	3:55  176
0-3	4:12  170
0-4	3:54  171
0-5	4:07  170
0-6	4:00  173
0-7	4:01  171
0-8	3:58  171
0-9	4:00  170
0-10	3:59  171
0-11	3:54  171
0-12	4:00  172
0-13	3:59  173
0-14	3:47  172
0-15	4:08  173
0-16	3:57  173
0-17	4:01  175
0-18	4:11  175
0-19	4:00  173
0-20	4:02  174
0-21	4:02  173
0-22	4:05  174
0-23	4:04  174
0-24	4:09  174
0-25	4:23  176
0-26	4:15  176
0-27	4:23  176
0-28	4:24  175
0-29	4:27  175
0-30	4:32  173
0-31	4:27  175
0-32	4:24  175
0-33	4:18  176
0-34	4:24  177
0-35	4:28  178
0-36	4:17  175
0-37	4:25  176
0-38	4:24  175
0-39	4:35  174
0-40	4:35  174
0-41	4:53  173
0-42	4:34  176


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