2009-8-29湘南オープンウォータースイミング2009ケンコバ

種目:OWS 10Km
記録:3:01:03 男子30歳代 30位


 夏の目標にしている湘南OWSが今年も開催されました。10kmの参加費は2万円とかなり高くなり、金銭的にも体力的にもハードルの高い大会になってきました。今年で3回連続の参加。去年はなんとか完泳できたので、今年は気持ち的に今までより若干余裕が有りました。

【スタート前】
 現地には逗子駅からタクシーで7時半頃に到着。受付したり、着替えをしたり、ご飯を食べたり、荷物を預けたりと、かなり時間がなくバタバタしてしまう。ジョージ君にも会いワイワイとおしゃべりしていると、なんだか緊張してくる。いつも応援に来てくれるモトさんは御岳でボランティアとのことで残念。今年も待ち時間に体力を消耗しないようにスタートグリッドには最後に並んだ。

【スタート〜逗子湾内】
 ルール説明、えらい人達の挨拶も終わり、みんなで海に入っていく。この隙になるべく前に移動。実力相応の位置に並び、スタート。去年まで開催されていたお盆前と時期が違うからか、浜辺の足が着く距離が長い。ジャブジャブ歩きながら後ろを見るとジョージ君がいた。上半身まである長い水着がうらやましい。今年はなるべくスタートは早めに行こうと思っていたけど、結局後々バテるのが恐くてほどほどに。接触することなく順調に泳ぐ。しかし初めのブイに近づくにつれて、左右からスイマーが集まってくる。頑張れば前に行けたが、かなり譲ってしまいここで結構順位が下がる。ここはもう少し頑張って前に出ておいた方が良かったかもと思う。

【残り7km】
 逗子湾を一周し外に出ると開会式の挨拶通りにかなり波が高い。ブイは全然見えないし、スピードは上がらないし、真直ぐに泳げないし結構苦しい。江ノ島も見えないし、前を行くスイマーを全体的に見ながら進路を取る。ようやく湾外に出てから初めのブイを発見。去年もそうだったけど、残り8kmって表示のブイはないらしい。ここで左足に付けた計測チップが取れそうになり、これ以降何度か直す。この度スピードダウンとなり、ここも今年の反省点。チップは強めに付けましょう。

【残り6km】
 この辺りは海に若干透明度が有り、小魚やクラゲの大群が見られた。少しだけ波が収まった時間があったけど、それ以外はずっと波が高かった。波が高い時でもスピードを上げようと試行錯誤するも、やっぱりペースは上がらず。抜かれもしないけど、誰も抜けない時間が続く。あまりスピードが上がらないけど、ジムの仲間やジョージ君よりは前にいれることを願いつつ頑張って泳ぐ。

【残り5km】
 半分まで来て初めての給水。給水船の旗は目立ち分かりやすかった。しかし期待していたウィダーインの配布が今年は無く(かなりショック)、水を4〜5杯飲む。ウィダーインが無いと分かったことで、エネルギー切れが懸念され、ペースは上げられない。波が立つと、@キックが浮き気味になる。Aプルの空振りが多くなる。B真直ぐ泳いでいても流され曲がってしまう。Cブイが見え辛くヘッドアップも増える。といったことでスピードが上がらないのかも。特に@、Aは経験を積むことでなんとか技術的に解決したい。

【残り4km】
 なにも食べずに水を飲んだせいか、トイレに行きたくなる。なるべく人がいないところでしようと思い軽く背泳で後ろを見ると、なんとすごい集団が迫っていた。これに抜かれるとかなり順位が下がるかな〜と思いなんとか我慢する。しかしやっぱり我慢できなくなり、進路をちょっと離れ、立ち泳ぎで休憩。すると、「大丈夫ですかー!」と慌ててシーカヤックが寄ってきて、「なんでも無いですよ(汗)」とちょっとの間、やり取り。シーカヤックは若干不審な表情で去っていった。この間のロスタイム3〜4分くらい。6〜7人の集団+数人に抜かれる。その後頑張って抜かれた人をちょっとずつパスして行くと、なんとマイ奥様と遭遇。自分の方が速いはずなのでかなり心配されてしまうが、これが今の実力なのですけど〜〜という感じだった。

【残り3km】
 この辺りから3km部門に出場していた人達が海上に激増する。波も激しくなり、さらに3km出場者の赤い帽子が縦横無尽に泳ぎまくり、全く真直ぐな方向が分からなくなる。立ちはだかる赤帽をかいくぐりながら、さらに10km出場者の白帽もパスしていく。この辺りから多く抜けるようになってきた。これも後から思ったことだが、海側か陸側に思い切って寄り、進路をクリアにした方が良かったのかも。

【残り2km】
 赤い帽子、白い帽子をパスするので必死になり(紫帽子も出現してきた)、残り2kmブイと給水ポイントを見逃す。これは近くのスイマーのみを見ていて、遠くの目標を見ていなかったということ。泳ぎながらもおそらく見逃したなと思うが、水だけしかないなら結局止まらなかったかも。ここで、3kmに出場していた同じジムのKさんに会う。高い波の中「オッス!」と海の男らしく挨拶すると、ライバルである10km出場同ジムのIさんが先に行っちゃったよ〜と教えてくれる。なので、せっかく会ったけどほとんどおしゃべりもせず、ダッシュでIさんを追う。この付近では去年は人がもっと疎らだったので、今年はもしかしたらだいぶ後ろの方にいるのかもしれないと思っていたが、やっぱりそうだった〜。

【残り1km】
 ほとんど体力は残って無かったがIさんを追ってしばらくダッシュした。その後、もう追い付けないな〜とあきらめた時点でガクっと疲れ、ペースが急激にダウン。赤い帽子も抜けなくなる。左足はキック出来ないし腕も上がらない状態だが、なんとかゴールが近づいてくる。

【ゴール】
 ゴールには、スタートでも応援に来てくれた同ジムのNさんが次男と来てくれていた。写真を撮ってもらいゴール。なんと直後にはマイ奥様。わずか1秒差だった。やっぱりいつも同じ練習だと同じ結果なのかな〜と思う。せっかくなら一緒にゴールしても良かったかも。

***感想***
 3回目の出場で10kmにも若干慣れてきた感じ。途中で会った人もいたし面白かった。レース中のほとんどが高波であったが完泳出来たので自信にもなった。ただ同ジムメンバーと相対比較すると、高波等の悪条件になるほど自分の競争力が減退してしまうのは確かなこと。どんな条件でも安定した成績を残せるような実力を身に付けたいな〜と思う。また波が高い時の泳ぎや人が増えたときの進路の取り方など新たな課題も見つかり、来年へのモチベーションも上がった。


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