2009-9-6 | 佐渡完走(感想)記 | ジョイナー |
佐渡Bのエントリーは見切り発車だった。春合宿で「スタートラインに立つのはまだ早いのでは?」とアドバイスされたにも関わらず、エントリーした。もう、練習するしかない!苦手なスイムはほとんど毎日のプールとOSJのスイムスクール、まだまだ乗りこなせていないバイクは休日のかもめ町と自宅でのエアロバイクこぎ、ランは可能な限りお昼休みに山、坂を走り、たまにある休日出勤には長距離を走れるので本牧から横須賀まで走った。でも、練習には終わりは無い。まだまだ練習が足りないと焦ったまま、出発の日を迎えてしまう。
初めての両津でお土産は完走できたら!と我慢。ジェットホイールの中で「小木の坂」の話を聞いて真っ青になり佐渡到着。説明会、エントリーでしばし忘れるも、夕食時にまた「小木の坂」が頭に浮かぶ!見てみたい…見ない方が良いと言われる(苦笑)。不安なまま当日を迎えた。
スイムはタイムより完泳と考え、ゆっくりスタート、にもかかわらず遅いグループのバトルでゴーグルが外れる寸前。やっと海から上がりウェットをぬぎながら走った…ら、初めての光景「えっ?バイクがまだまだある!」を目にした。今までは2〜3台しか残っていなかったから探す必要など無かった。初めて自分のバイクを探した!それだけのことで、バイクをこぎ出した途端、嬉しくて涙が出て来た。
気を緩めたつもりは無いのに今まで経験のないアクシデント…チェーンが外れ後ろから来た親切なおじ様が直してくれた!にもかかわらず再度外れ、火事の馬鹿力?て゛自力で直す(リタイアかなぁとかなりドキドキした)。小木の坂の前のエイドでは、トイレ、足にスプレー、クランクストップ使用、飲食完璧の万全で挑んだのに立ちこぎした瞬間、足がつって止まる。坂を斜めに歩いてしまうはめに…そこに、U夫妻がいらっしゃり即効性のつり止めを飲ませてくれたおかげでその後は自分的には快調に走れた。
最後のラン!105K( 小木の坂で歩いたくせに)こいだ後も、快調に走り出せた(ラッキー!)。すれ違う仲間がかけてくれる声が、嬉しい!折り返し地点を突っ切り、声をかけられコースに戻る。あとはゴール目指して、今来た道を戻るだけ!完走の文字が頭に浮かんだ…。でも、いつ何があるかわからないから慎重に!このまま走れますようにと、焦る気持ちを抑えた。商店街とパイロンが見えてきて、少しだけ無理して走った。初めてのミドル、残った力を全て使って走りたいと思った。もちろん順位など気にする立場では無い事は分かっていたけれど、残っている力を全て使ってゴールテープを切りたかった!
ゴール!!感謝感激!初めてミドルを経験し、トライアスロンがもっと好きになった。また、壁にぶつかるだろうけど、きっと頑張れる!アドバイスをくれた方々、バイクの組み立て、梱包をして下さった方々、レース中に応援や色々と助けて下さった方々、トライアスロンは自分との戦いとは言いながら、自分だけでやっているのではないことがまた身に染みた佐渡!佐渡は私にトライアスロンの魅力を更に教えてくれた。