2008/11/16 2008湘南国際マラソン おスギ

 タケ1号さんからの「湘南国際マラソンの後、打ち上げをやります」とメールが届いた。
あー、なんで10kmにしなかったんだろうと後悔。なかなか返事が出せなかった。フルを走る気がしなかった。

 前日、準備はした。事前登録もした。あとは行くだけ。こんなに気乗りのしないレースは初めてだ。

 当日、会場着。8時少し前。まぁ予定通り。あれ、みんながいない。集合場所ってここじゃなかったっけ? 天気予報って雨だったっけ?雨対策してないからなぁ。ゴミ袋を持ってくればよかった。ずっと濡れて走るのかぁ。やだなぁ。今なら、帰れるかな。みんなに会っていないし。でも、家について10時でしょ。こたつに入って、やっぱり走ればよかったって思うかもなぁ。あっ荷物置きでビニール配ってる。雨対策はできたから、とりあえず走るか。目標、完走で。

 と、いいつつも4時間40分〜5時間内に並ぶ。16時に会場に行くには、5時間で走ったとしたら14時。着替えて、移動して、15時半。お風呂に30分。やっぱり5時間ぐらいで走らなきゃ駄目だ。

 ゆっくりスタート。とにかく第三給水所(11.8km)まで行こう。あー、駄目だ、もう飲んじゃぉ。(第二給水所:7.8km)よし、元気がでてきた。

 あれっ?!「みっちゃん?」「あぁ、杉浦さん・・・100km走って、その前も70kmぐらいは走っているんだけど。関門が心配・・・」いや、私のほうが練習してないよ。「じゃぁ、ゴールで。」といそいそ先を急ぐ。やばい。私こそ関門がやばい。

 (折り返してから)浜須賀はどこ? どこまで続くんだろう、この道。でも誰もおぶってくれないし、自分で一歩一歩進むしか、ゴールにたどり着くことはできないんだよねぇ。トライアスロンをやってても思うけど、ほんとレース中『今』を生きているなぁって思う。『今』進むしかないんだよね。

 エイドステーション:「ここ何キロですかぁ」「24キロだよ。あと18キロしかないよ。頑張って!」そっかぁ、18 kmかぁ。よし、行けるっ!

 箱根(60km)を走ったから、感覚がおかしくなったのかも。18kmがいやに近く感じる。今から小田原まで走ると思えば、二ノ宮なんて通過点。行ける!

 あっ、最終関門通過。ここって38kmぐらいだよね。きっと大磯ロングビーチホテルの前を端まで行って、ここまで帰ってきて、ウィニングロードだぁ。よし、もう少し。

 もう少し、もう少し、もう少し・・・。いったいどこまで続くのよぉ。キロ表示がなさすぎだよっ(プンプン!!:やつあたりです。すみません)あぁ、あのピカピカまでかなぁ。やっと折り返した。疲れたぁ・・・

 「セッツさんっ!!」との掛け声。えっ、えっ?(横を見る)あっ、セッツさんだぁ。(すれ違う)と、いうことは前は中村さん? まさかぁ? じゃ誰? 追いかけよぉ。急に元気になる。けど、なかなか追いつかない。誰?誰? おっ、このまま行けば抜かせそう。あっ、イチローさんだ。うーーん、黙って抜かすべきか、声をかけるべきか・・・こっそりにしよう・・・・

 坂を駆け上がり、あっ、やっとゴールがあったよぉ。遠すぎだよ。ムカつくぅーーー(って、自分で選んだ距離だけど・・・)ラストスーパーダッシュ。あーー、すっきり。5時間5分。たぶんスタート時点で7分ぐらい過ぎていたから、5時間切れたんじゃないかな? 上々だ。あんなに嫌がっていたのに、完走でしたし。5時間きったし。気持ちよく、飲みに行こうっと

<後日談>
 記録を見たら、イチローさんのほうが速かったです。イチローさんの勝ちです。(イチローさんの知らないところの おスギの一人相撲です・・・。チームでいるとこんな楽しみ方もあります・・・)


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