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6月22日(日曜日)、AM5時、小雨、気温9゜C、湿度95%の天候の中、半袖Tシャツ、ロングスパッツ、ポンチョ、アームウォーマー、ネックウォーマー、グローブの防寒の出で立ちでスタート。100Kという想像もつかない距離に不安で一杯の気持ちのまま…。
サロマの気候は変わりやすいと聞いて、ウエストポーチには冷えピタと瞬間冷却剤を入れていたものの、絶対に使わないだろうと思うほどの寒さ。10Kも走ると雨はあがり、マラソンにはよい天候となり50K地点迄はほぼ予定通りに走る。エイドは驚くほど充実していたのに反して、トイレが少なく待ち時間が勿体なく感じた。
リピーターの方に「ウルトラは60Kからが本番」と休憩地点で聞いたが、80K手前までスピードはやや落ちながらも足は止まることなく、故障もなく走り続ける。
完走が頭に浮かび、精神的に落ち着いて走れるようになった矢先、いきなり天候が変わり、晴天!暑い!続いて両足の土踏まずと左股関節がつり、足が止まり、泣く泣く30分程左足を引きずりながら歩く。その間に顔に冷えピタを貼るも、暑いのにポンチョを脱ぐ余裕がない。完走の文字が薄れていく。
90K地点で気持ちを持ち直し、騙し騙し走り始め、ゴールを目指す。最後の1Kが10Kにも思えた。ゴールは見えるのにいくら走っても辿り着かない。
タイム12:17:01、総合266人中167位部門別237人中138位でゴール。
(完走さえできればと思っていても、終われば欲がでて反省しきり)
その瞬間「これで終わった〜!」と足を止めたら、真っ直ぐ歩けない状態。体重4Kg減、あまりの厳しさに2度と走らないとサロマを後にした。それなのに来年のサロマを時々考えてしまう。ウルトラの魅力は一体何なのだろう…。