2008/4/20 憧れの宮古島トライアスロン ジョージ

 初めての参加でした。ハワイに向けての猛練習開始から二ヶ月半、その成果や如何に!?

4月18日(金)
最初の関門!?
朝10時25分羽田発の飛行機。初の飛行機遠征だった昨年アイアンマンジャパンでは、自転車を運ぶのに乗り換えに手間取りまくり、予定のフライトを逃し、12月防府マラソンではまさかの寝坊で予定の新幹線を逃すという、大事な日に遅刻するジンクス(緊張感が足りない!?)があり、緊張したが(?)、今回は無事というか普通に間に合う。が、かなり強い風と雨でフライトが遅れ、那覇到着5分後に宮古発というきっと無理な中継になったものの、羽田からのトライアスリートが多かったみたいで那覇で宮古息の便に待ってもらい、乗り換え成功。そして、遂に15時頃宮古島到着。

初の沖縄〜カーボローディング
本州とは打って変わって晴れ渡る空!青い海!!(しかし風が強い!!)沖縄本島にも来たことがなかったので俄然テンションが上がり、自然と島歌を口ずさんでしまう♪空港に到着してバスで移動後、受付を済ませ、16時頃「ペンション華」にチェックイン。それまで昼食を食べる時間がなかったので空腹でふらふらになりながら宿に着くなりレンタカーを借り、食堂へ。そして注文しましたそうめんチャンプルー定食。そうめんに色々炒め物が入っているメインにご飯が付き、極めつけはおすましの中にも宮古そば!どんだけカーボなんだ(笑)夜はカーボパーティーでたけ2さん、おスギさんとお会いし、健闘を誓い合う(のもほどほどに宮古島のご馳走をたらふく食べる)。たけ2さんのお茶目なお子さんがかわい過ぎる!!

4月19日(土)
海・風・太陽(てぃだ)!
この日は朝から観光を兼ねてレンタカーでバイクコースの島一周。雪塩製塩所で塩の作り方を詳しく教えてもらったり、平安名崎で人力車に乗ってサトウキビジュースを飲んだりたりと宮古島を満喫。お昼は東急リゾートのバーで安宿にはない高級感を味わう(笑)その後、コースの下見でウェットスーツに着替えて海に入る。さんご礁でできたさらさらで真っ白な砂浜。こんな綺麗なビーチは生まれて初めてで、感激。第一折り返しまでの往復1200mを泳ぐ。海底には魚が!波もなく本当に素晴らしいコース。
バイクを預託しに行くのに20kmくらいバイクに乗ってみる。CEEPO初戦で本番が非常に楽しみ。決戦ホイールを履くとますますスピードが出る!平坦路で40kmくらい出してその感覚を確かめる。

これが華クオリティ!〜就寝
宿で出た夕飯は、一番上にビーフが乗っていて、下のパスタにビーフシチューのようなものがかかっていて、食べていくとパスタの中からレタスがまるまま一枚出現するというとりあえず見たことのない洋風の料理。(カーボはいいけど宮古島のものがよかった)。8時半の予定がなんだかんだで10時頃就寝。いつも通り速攻でぐっすり就寝。

4月20日(日)
これが男の生きる道!
3時50分起床。4時朝食。宿発のバスが4時40分のため足早にいきたいところだが……なかなかご飯が出てこない…お代わりに来た人に出し過ぎたみたいで、まさかのご飯切れ。。。ありえん!!「いつできるんだよ!もう間に合わないよ!パンでもうどんでもなんでも出して!!」と怒鳴り出す人もいたが、試合前に怒るのも疲れるので、ご飯以外だけ食べて諦めて部屋に戻ることに。そこで、出ました「男のメロンSUPER BLACK!!」こんなこともあろうかと前日、スーパーで買っておきました!真っ黒なメロンパンでがっつりざら目のじゃりじゃり砂糖がハードな大人の男を演出(笑)みたいな感じのロシア級の大きさのパンで突っ込みどころ満載!!他にも宮古でしか見ないようなパンがたくさんあったので、近くをお立ち寄りの際は是非探してみて下さい。大人の男かくあるべし!ということでおかげで気を取り直すことに成功。

スイム〜南国マジック
天気は曇り、海は風もなく超凪、水温も快適。思いの外スタート地点が前で前から二、三列目に陣取ったら、前日のドルフィンの練習も虚しく既に腰まで浸かった状態。満面の笑みの小泉さんの号砲でスタート。目標は53分で楽に泳ぐ。前の内側から出たわりにそこまで激しいバトルに巻き込まれずに泳ぐ。人が多いのでヘッドアップなしで周りに任せて泳ぐ。コースが平行四辺形型でコーナーの角度が90度なく、なんとなく気付いたら曲がっていた(人任せ過ぎ!?)。1000地点で時計を見てみると9時15分。15分!?特にスタートに合わせてないが1分もずれていないはずなんだが…僕速いのか?少しわくわくしながら次の1500地点で見ると9時21分。誰もが3分くらい速かった疑惑の(!?)淡路以外では1.5kmでも25分切ったことない僕が21分台!!最近早くなったとは言えども信じられない!これぞ宮古マジックか!!と思い後半はバタ足の強い人にべた付きで泳いでスイムアップは48分31秒 149位。潮の流れか後半落ちたものの、特に無理していないのにでき過ぎのタイム。

バイク〜スピード違反
長丁場なので無理せず、とりあえず目ぼしい相手を見つけて同じペースで行く作戦。昨年アイアンマンジャパンのタフコース180kmでAve.30km/hrくらいだったので、平坦なコースの155kmでしかもCEEPO始動なので目標は、Ave.33〜34km/hr。ぱっと見つけたトンガリヘルメットの外国人をロックオン。バイクはサーベロ。相手にとって不足なし!しかし、なんだかんだでエイドやら補給やら軽いストレッチやらで距離が詰まってきたりすることもあり、同じ人の後ろを走るのは難しく、結局前に出てしまう。しかしAve.36km/hrって速くないか!?でも前が詰まってしまうので…ということで結局けっこう抜き、50km地点をAve.35.5で通過。ショートやと僕ばり速いんじゃないか!?と思う。が、やはり実力にしてはだいぶスピード違反だったようで、60kmくらいで早くもバテ始める。二周目に入った100km以降ではバテバテで一周目が嘘のような失速ぶり。ゴボウ抜かれ状態。残りの(半分より多い)100kmの長かったこと。アスリートソルトもこぼしまくり(笑)だいぶ失速するも、このままではCEEPOが泣いてるゼ!と奮い立たせて、なんとか最後は踏ん張ってAve.33.1km/hrで耐える。4:46:53 97位。最後はかなりバテたけど前半の貯金があったのでタイム自体は目標の想定の範囲内。この時点で5:35:24 88位。バテてから多分30人くらい抜かれたような気がするので一番前に行ったときは得意のランを残して50番くらいで戦っていたのかなあと今になって少しもったいないと。。どうりでトンガリが多いと思った。

ラン〜もしもしお巡りさん
最も得意なラン。目標は3時間25分(その場で30分に下方修正)。で、総合9時間10分以内、目指すは総合50位。アイアンマンジャパンではランが3時間58分だったが、ツカさんの「ハワイを目指すならラン3時間半はマスト!」を受け、今回、一番タイムを狙っていた。が、走る前から既に足はソールドアウト状態。でもやるしかないでしょうってことで、`5は死守を決意。
0-5km あ、アスリートソルトバイクに忘れてきた(爆) やはり足の消耗が激しい。やはりバイクの前半で使い過ぎたか。。。でも行くしかない→23分18秒で5km通過。バイクで最後に抜かれた連中を抜き返す(僕、実はランナーだよ?)。まだいける!
5-10km 24分40秒 あれ!?まあまあがんばったのになぁ。。前半は貯金じゃないと厳しい。
10-15km 25分48秒 早くも借金。貯金はあと1分強!?いやでもなんだかんだであと27kmやん(←頭が麻痺し始める)
15-20km 26秒28秒 嗚呼早くも貯金が…もはやこれまでか。。。足もかなり危ない。ふくらはぎが攣りそう。ハーフを1時間46分くらいで通過。ここから死ぬほど頑張れば3時間半で…      いや無理か。
20-25km 31分47秒 遂に立ち止まって歩道の段を使ってふくらはぎのストレッチ。とりあえずは走れるもののこれを定期的に繰り返す。エイドステーションでは毎回立ち止まりエアサロを足にかけてもらいまくる(塩もなめてるものの)。どんなになっても最低`6は切らないと。
25-30km 31分07秒 両足のいたる所がピクピクきて常に誤魔化し誤魔化し走る。大きく蹴ると確実に攣るのでピッチで稼ぐ。足が全然上がらない。まるで競歩。太ももも危ない(←も多い!?)。
30-35km ときどき大きくビクッときて何度も立ち止まる。ふくらはぎを伸ばすとすねが攣り、大腿筋を伸ばすとハムが攣る→八方塞で道の真ん中で立ち止まっていると、沿道の方にさぁさぁと椅子を用意してもらう。(が、座ったら最後と思い丁重にお断り申し上げる。)
35-40km 足よ動け!と叩いてなにがなんでも最低ライン9時間30分は切る!!最後くらい根性見せろ!と自分を奮い立たせる。
あと2km 誤魔化し誤魔化しここまで来たが、左足ふくらはぎが完全に攣り、4車線道路の真ん中で仰向けで倒れる。自分の足じゃないみたいに意思とは裏腹につま先がピーンと張り、激痛が走る(本人は寝てる)。広い道だったので沿道の人がたくさんいるが、競技中は第三者に助けてもらってはならないというルールを尊重してか誰も助けてくれない。体の硬い僕には足を伸ばしてつま先を手前に返すことができず、どうしようもできないまま仰向けでただただ痛みに耐える。抜いていくランナーからも『あと2kmファイト』と応援されたり。。。ここまで来たのにさすがにかわいそうで見かねた警察官に職権乱用で(??)助けられて足を伸ばしてもらいようやく立ち上がる。「(待ってました爆)ありがとうございました!」最後はなんとか走りきった感じのゴールで3:58:24 158位(←一番遅い!)
目標に及ばず、総合で9:33:48 98位

レース総括
バイクの半分までは9時間切ってもしかしたら40位もあるかもと思ったのですが、後半ばてたせいでランの余力が全くなく力尽きました。ランの練習不足というより、バイクのオーバーペースとロングの練習不足です。思い返すと京都遠征の二日以外で150km以上乗ったのは年明け以降3回くらいしかなかったです。今後の課題がはっきり見えました。
今回、道で寝てなかったらせめて9時間30分は切れたかなあとか、バイクを前半抑えたらもうちょいタイムを縮められたとかあるものの、結局はこれが今の実力と思います。収穫としてはスイムがやっぱり速くなっていること(みんな速かったみたいですが)、バイクのCEEPO自体はやはり凄いこと。ランでも毎度のことといえども過去最悪にこれだけ足が攣っても4時間はかからない(三時間半は頑張れば行ける)ことが分かったことはよかったと思います。シーポに頼るところがありますが、トータルで考えると一応過去最速だと思います。

4月21日(月)
疲れた体に鞭打ち、朝8時からダイビング、すかさずシーカヤック、表彰パーティー、島歌居酒屋と間髪入れずに予定盛りだくさんで前日並みの(!?)ハードスケジュール。

4月22日(火)
粘土シーサー作りで羽とスタッド付きオリジナル邪悪シーサー(笑)を完成させ、夢の国とお別れ。本当に別世界でした。宮古島ありがとう。

最後に
宮古島トライアスロンは一般の人でもトライアスロンの地であることを知っているくらい日本で一番有名な大会だと思います。僕にとって中学の頃からずっと憧れの大会でありました。自分は父の影響でトライアスロンを始めましたが、父が55歳で出た宮古を僕も完走することができ、ようやく一人前の鉄人として、父と同じステージに立てたのかなあと思います。そして、もう一度、今度は還暦の父と一緒に宮古島に出てみたいと思います。



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