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一日目・・・ツールド福島(白河から鶴見223km) 5時35分―15時00分
密かに(??)計画中の北海道大遠征に備えて、9/21〜24で200kmオーバーロングライド4連戦を行う予定であった。しかし、あいにくの台風により21日に計画していた野球合宿先の福島(白河)までの自走(鶴見から)は中止。22日の福島(白河)からの帰りは、わがままを言って自転車を積んできてもらったので決行することができた。(しかし行きも自走だったら現地でなにかできたのか??)下り基調だったので170kmまで脅威のAve.30.0km/h。しかし、そこから雨がザザ降りMAXになりテンションダダ下がりに(Aveもだだ下がり)。びしょ濡れで帰宅。しかし200オーバーでも死にそうってことはなく、以前より強くなったことを実感。
通った道は以下の通り(実際は帰りだけなので逆路)
(福島までの道1) http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=100f0c165c56a2cca8e9da01c3b1214d
(福島までの道2) http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=dc7738cb717e18a0dcbf7b1f875aa733
二日目…ツールド 房総1(鶴見から銚子(犬吠埼)167km)14時05分−23時10分
当初は朝一に出て銚子を回って九十九里まで行く予定だったが、朝から雨振りで、もはやぐだぐだに。逆周りにして横須賀からフェリーに乗る作戦とか、むしろへたれてやめようかともよぎるが、せっかく会社の休みも取っているので何もせずでは終われないと、意を決して、小雨の中14時に出発。新豊洲で、信号を渡ろうとしたら濡れた点字タイルに滑って落車、軽く膝流血。歩道をゆっくり走ってたときだったのでよかったが、30km以上だったらと思うと怖い。心配した(そっち?)CEEPOは無事だった。その後、湾岸道路で自転車行けない部分があったり、千葉周辺で迷いまくりでだいぶ遅くなる。迷っている時が一番やる気も出ないし、距離も伸びない。126号線に入り、残りは真っ直ぐ行けばよいだけ(でもあと半分近く)まで来た時にはもうすっかり夜に。しかし、そこから妙に足が動いて34km/hrくらいで飛ばしまくり。体はまだまだ元気。おかげで22時に銚子駅に着いたものの、それから宿に着くのにもてこずり(周りは明かりもなく本当に真っ暗)、23時過ぎにようやく到着。
http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=f89066d45eebe541c19c8fe8f2855044
三日目…ツールド房総2(銚子から房総半島一周して鶴見337km)5時40分-22時30分
前日の予定が雨の影響で大幅に押したので最終日は最も過酷な距離となった。それでも300kmのつもりだったが、見積もりが甘く、丁寧に須崎まで通ったので結局どえらい距離に。おにぎりを一個だけ食べて、シーツに膝の血がついたのを謝って出発。少し迷ったのもあるものの、さすがに疲れたか、初めAve23km程度で30km(休憩込み)で2時間近くかかり、このままいくと…20時間??という驚愕の事態に。
九十九里では綺麗な浜が延々続き、さすがと思いました。朝も早くから茶色いおにいちゃん、おねえちゃんがたくさんいて、さらにさすがと思いました(笑)ここの区間では、浜沿いに 2,30kmくらいずっと自転車専用道路があり、自転車乗りにも優しい感じだった。
(御宿まで) http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=a65cffc0abf58af859d30bf32e67f1e5
ようやくスピードが出せるようになってきて、Ave26くらいまで回復し、20時間はかからなそう。大原では、その名も裸祭りに遭遇(下は着てます笑)。昨年行ってシャチの大きさに感動した鴨川シーワールドも通過。この後の区間はトンネルがかなり多かった。しかし、千葉県ではほとんど全てのトンネルの脇に自転車歩行者専用トンネルが別で設けてあり、安心して通ることができた。千葉バンザイ。
房総半島の南端に近づくと、道は綺麗なものの、向かい風が強く、平地でも25kmを割るほどになってしまう。まだ半分あるよ?と焦る。南端でスピードに乗らなかった区間が一番きつかったように思う。館山あたりで青看板を見て、なんと本日の走行距離が300kmどころじゃないと気付く。。。休憩中にコンビニ前で座ってパンを食べていると、中年夫婦から「どこから来たの?え、銚子!!大変やなあ。学校で自転車部とかやってんの?」と声をかけられた。こう見えて僕、既に27歳なんですが(笑)
(富浦まで) http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=3d8daf29abf230fcb23bdd1b51c444a2
本当に体がヤバイと金谷からフェリーで横須賀にエスケープという作戦もあった。しかし、横須賀からもなんだかんだで50km弱はある。乗って家に着くなら是非乗りたいが、ここまで来てフェリーに乗ってしまうと、まだ自転車に乗らないといけないのに、どうしてもへたれた感は残る。体はもう限界!ということもなかったので、フェリーは回避することにした。『フェリー折り返し○km』という距離が20km、30kmと増えていくにつれて、もう戻れないところまできたと感じた。行くしかない。
(金谷まで) http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=122aa96cd393dc2e9a416adff14465ab
夜の山道は危険だ。暗くなる前に街まで行かないといけない。木更津まで行けば山道は過ぎるだろうか。日没まで1時間半の4時頃で木更津までまだ42kmくらいあった。そこから意識的に頑張って飛ばして木更津まで行った。既に18時半だが残り100kmはある。なかなか遠い。あまり座ってしっかり食べると動き出しが悪くなるので、このツールド期間中はほとんどコンビニなどで軽食(を延々繰り返す)であった。この時は、ご褒美が欲しかった。そこでラーメンを食べることにした。今日中に帰れるやろかと若干悲壮入りかけていたが、ラーメン作戦は成功し、切り替えてまた頑張れた。
不思議と体は動くもので、袖ヶ浦〜千葉までの工業地帯!?は灯りがかなり少なかったが、道はかなり綺麗で走りやすく、ここにきて32〜33km/hでいけた。千葉まできたら、あとはちょっとと麻痺した頭で思い込み、ディズニーランドも過ぎ、交通量が多くトラックも走りまくりの道を駆け抜け、東京まできたらもらったも同然!とバテたのもあり15号線に入ると最後は安全運転で無事生還!!
(鶴見まで) http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=6be31654085dd8b280127da1bcd0917f
総括〜三日で723kmを振り返って
なんだかんだで体は動くなあというのが思ったところです。疲れは一定に達すると、もうそれ以上蓄積しないようなようで時間さえあればかなりいけそうな感じです。袖ヶ浦での激走など足は意外と動きます。ただ、最後は首がけっこう痛かったです。長時間前傾で前を見るのとヘルメットの重みのせいでしょうか。首を鍛える必要があるのかもと思いました。あと、お尻にいたっては、だいたい200kmくらいで痛みはピークに達して、それ以上はもはや麻痺して悟りの境地に達します(笑)
僕の脚力では、長ロングライドになると、信号勾配休憩入れると、なんだかんだでだいたい20km/hrくらいになるので、安全に集中して走れるのは日が出てる時間と考えると、一日最長でも12〜15時間くらいで、距離的には250〜マックス300kmが限界なのかなあと思いました。今更ですがやはり夜走るのは危ないので。
とにかくいい経験ができました。そして、北海道遠征の野望が少し現実味を帯びてきました。もりもりやってると生きてる!!って感じがします。思うに、人がどこかめちゃめちゃ遠くまで遠征したりしたくなるのは、自分の足でどこまでいけるかってゆう冒険欲、挑戦欲的なものと「千葉は制覇したぜ」的な征服欲みたいなのが本能的にあるからなのかなあと分析してみました。非日常への憧れみたいなものもあるのかもしれません。
アイアンマンハワイにもまた一歩、近づいた かな(??)