2008-9-7 第20回佐渡トライアスロン大会 イチロー
佐渡国際トライアスロン大会Bタイプに参加しましたので報告します。
今回も初心者の目線で初心者のために記述します。
初心者で、遠方でのレースに初めて参加する方の一助になれば幸いです。

●目標の設定と結果

目標  計7:10:00 S1:00:00 B4:00:00 R2:10:00
結果  計7:11:46 S0:48:03 B4:20:10 R2:03:33
   計0:01:46 S -11:57 B0:20:10 R -06:27

★大方の目標を立てることが、モチベーション高揚、実力のより正確な把握に必要だと思います。

●2週間前:バイクの発送
 バイクを買った自転車屋さんでバイク用段ボールをもらい、パールイズミで車輪用の箱を2つもらって梱包。箱の幅が小さいので、ペダルを外した。このペダル、業務用工具でないと外れず、再度自転車屋さんへ赴く。バイク本体や車輪を保護するためにエアクッションを買うためホームセンタへ。初めて遠征する人はバイク梱包は早めに(2週間前から)着手した方がよい。思わぬことで手間がかかるもの。
輸送料は、ヤマト宅配で80kgまで片道2,450円+別途保険料300円程度。

●2日前AM:現地への移動
新幹線 東京⇒新潟
ジェットホイール 新潟⇒両津
タクシーまたはバス 両津⇒佐和田

●2日前PM:バイク組み立て、選手登録、説明会出席、備品買い足し
 会場そばの石島さんの知り合いのバイクテクニシャンにバイクをチューニングしてもらった。石島さんに教わったパンク修理用炭酸ボンベを1ケ購入。使用方法はお店の方からしっかり伝授。その後、会場で屋外出店しているトライアスロン関連用品のお店廻り。これまた石島さんのお奨めで「Carbo shotz」lemon limeを購入。バイクの時の補給食に最適だった。ありがとう!石島さん。いろんなこと教えてくれた石島さん、上記バイクテクニシャンにパンク防止剤を2,800円でいれてもらったのに、会場からの帰路、なんとパンク!バイクテクニシャンの元へ急行!パンクは原因不明。

●前日AM:
・試泳
 ウェットスーツを着て旅館のそばの海で試泳、海水はきれい、水中の岩場のそばには小さいお魚もいました。
・バイク試し乗り
 組み立て後の調子確認(兼)気分転換で近場へちょい乗り。
番外:余裕のある人はこの時間観光のチャンス。僕にはその余裕なかった(残念)。

●前日PM:
 みんなで昼食。両津の(?)料理屋「長三郎」へ。レース当日の開会挨拶の河野洋平氏が食事を取っていました。帰り道、ランのコースを教わることができた。セメント工場からゴールまで残4km、大切な目安で、本番でとても気楽に走れた。旅館に一旦戻って、会場のお店で不足品調達。PowerSportsで補給食を入れて腰に巻くヤツ、2,800円で購入。

●前日夜
 翌朝は3時起床、4時朝食だから早く寝なくては、でも、最後の大事な準備、それが「補給食」の準備。

(エネルギー補給)
・Carbo shotz を5つ
・PowerJell「梅」を3つ
・アミノバイタルゼリー(10秒メシ)2つ
・ぬれおかき 10ケ
・Powerbar バナナ 1ケ
(塩分補給)
・ソルトタブレット「アスリートソルト」1箱 ランでほぼ完食
・「熱中飴」20ケ
(ブドウ糖補給)
・ぶどう糖ラムネ 20ケ 
・OS1 500ml 2本
(筋肉疲労回復)
・アミノバイタルプロ 3つ
・バンテリン(補給食ではないが)

10時頃就寝。

●当日朝
 3時起床、3:30朝食(3杯メシ+バナナで腹いっぱい)。食後部屋で荷物最終チェックしたり、ストレッチしたりしてリラックス。5時頃会場へ出発。これまた石島さんのお奨めでバイクは押していくことに。過去にお知り合いが会場までバイクに乗っていった際、身に付けていた荷物に引っかかって転倒、落車、前歯全損、レース欠場の悲劇があった、とか。レース前に落車はなかったが、レース開始後落車することになるとは、筆者はこの時点で知る由もない。これは余談。

 5:30、レース会場そばの体育館でボディーマーキング、IDチップ装着、その後、トランジット準備。レース開始の7時まで十分時間あり。開会式やタイプAのスタートを見たり、ストレッチして時間を過ごす。せっつさんにタケさんと写真撮ってもらったり。仲間同士健闘を讃え合って抱き合ったりしてる、、、感動的、感傷的な時間。レース前独特の心地よい緊張の時間。早朝でまだ十分明るくはないが、熱気で溢れている。レース前の最高の時間帯。

●レースへ
 ウェットスーツ着てスイムスタートの浜へ。6時にスタートしたAタイプの先頭集団が、7時前にもうスイムフィニッシュ、速いなぁ〜、3.8kmを1hrかからないなんて。。。

 Aタイプのスイムフィニッシュ1位は昨年の覇者金田一という方。でもレース終了後のリザルトブックで結果「DNF」と知りびっくり。レースでは何が起きるか判らない、ということか。。

 さあ、いよいよここからが本番。。。

●スイム
 遠浅、しばらく徒歩、腰の高さで進水。バトルきつい。僕より遅い人と僕より速い人がごちゃごちゃになって、追いついたり抜かれたりでストレスの多いスイム。あっ、kanrekiさんが抜いてった!がんばるなぁ、でもバトルきついなぁ。第1ブイまでと信じて我慢して泳ぐも、第1ブイ通過後もしばらくバトル。でもバトルがゆるくなってから、いい人見つけた、直線性良し、速度が自分のペースに最適、キックなし泡なしの人、この人のドラフティングに成功、少なくとも500mはヘッドアップなしで航行。

 第2ブイ通過後は、このリーダに心の中で別れを告げひたすらゴール目指して腕を回しまくりました。クラゲには遭遇しなかった。

●バイク
 トランジットで、10秒メシとアミノバイタルプロを食し、スタート。日産CUPよりもトランジットの時間はるかに短縮、でも慌てていたんだろうか、スタート後グラブを付けていないことに気がついたけど引き返すわけにもいかず、そのまま105kmの旅へ。

 コースは、佐和田⇒(内陸約15km)⇒両津⇒(右に折れて小佐渡へ)(海岸線を約60km)⇒小木⇒(ゴールまで残30km、ここから内陸、登り下りの坂が続く)⇒バイクゴール。小佐渡に出たあたりで雨が降り出した。滑らないように注意走行。結構坂があるので、下りでは平均速度を上げようと思い、ブイブイ漕いだ、その結果最高速度は62km/hr、自己最高!

 70km近くまでノンストップで走っていたが、エイドステーションでスポーツドリンクと俵おにぎりの両方に眼がくらみ落車。「大丈夫です」と応急手当を辞退するも、「消毒くらいは」と半ば強制的に治療を受け、10分程度のロス。でもきっとこれはどこかの神様の「少し休みなさい」とのお告げだったと思い、この10分は必要な休憩時間だったのだと思っています。怪我はかすり傷程度。

 この落車の後、小木から内陸に入る登り坂へ。事前にきつい坂と聞いていたこともあって覚悟ができていたからだろうか、それほど苦痛ではなかった。7月の富士ヒルクライムで29kmの登りを走った自信も手伝って意外に余裕、周囲の人とコミュニケーションしながらこいでたら登りもおしまい。中にはモチベーションあげるのが目的なのか、トップガンをガンガンかけてた人もいた。僕もその洩れる音楽聴いて頑張った。

 終わってみれば平均速度は25km/hrだった。もっと速くなりたいな。

●ラン
 バイク直後のランはどうしてもスピードが出ない。自分の足ではないみたい。調子が出るまで無理せずピッチ走法で足だけは普段通りに動かし続けた。足が攣る最悪事態を避けるために、バイク、ランを通してアスリートソルトをほぼ1箱全部食べた。ランでは梅干を10ヶ食べた。効果あってか、足の攣りは避けることができた。

 折り返しで6:11:00だったので、後半10kmで0:49:00ならちょうど7:00:00と思い、しかも前半様子見で抑制した甲斐あって、後半足が動きそう。1km当り5分の自己最高ペース(のつもり)で限界承知で追い上げに転じた。ラスト5kmのエイドステーションで前を走っていたkanrekiさんに追いついた。でもタイムを見る限りでは前半63分、後半60分で、頑張ったつもりだった後半も結局1km当り6分のペースだった。でも前半から無理していたら、後半ペースは落ちていたと思う。後半モチベーションUPができ、前半10kmで無理せず様子見したことは、正解だったと思っている。

2008年9月12日 イチロー


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