2007/4/22 第23回全日本トライアスロン宮古島大会 完走記 ヨッシー

<大会結果>

 平成19(2007)年4月22日(日) 7:30〜

 種目  距離    時間   順位
 SWIM    3km    1:07:19 925
 BIKE  155km    6:09:18 951
 RUN   42.195km  5:24:15 813
 TOTAL 200.195km  12:40:52 856

<4月19日(木)>
 朝、4:30起床、5:25タクシーを呼んで、京急上大岡駅に。5:49発の羽田空港行きの特急に乗り、6:30出発ロビーに到着。そこで、今回のツアーで同行する折原忠夫さん(東京都)、田中弘子さん(東京都)、小島さん(埼玉県・応援)と落ち合い、軽く食事して、7:20の直行便に搭乗。
 宮古島は快晴。空港に到着し、事前に予約していたOTSのレンタカーの送迎車に乗り、OTSの営業所に向かう。軽自動車を借り、まずは、体育館に行ってエントリーをしようとしたが、早過ぎて、ダメ。では昼食ということで、今回お世話になる朝日荘(平良港向かい側)の近くの「じんく屋」で食事。食後、朝日荘に行き、荷物の到着を確認して、再度、体育館でエントリー。シーポの田中さんが出店の準備をしていたので、挨拶。宿に戻り、BIKEの組み立て。その間に丸知司さん(東京都)、伊藤真理さん(静岡県)が到着。
 本日18:30から朝日荘ご主人主催のオトーリとのことで、それまでの間、軽くBIKEの試乗。平良港から東急リゾート経由で来間大橋を渡り、来間島内を散策して、朝日荘に帰る。とにかく海の色がきれいで感激。オトーリには中村清志さん(東京都)、橋本典之さん(静岡県)、桐原裕治さん(宮古)、桐原マリ子さん(宮古)も集まり、延々と続く。
エントリー じんく屋

<4月20日(金)>
 朝、6:30に起床。二日酔いのため、「OS−1」を飲んで軽く散歩したら、一発ですっきり。これは効く。塚越さん、ありがとうございました。よって、当日はSWIM前に飲み、BIKEボトルに1本、BIKEとRUNのスペシャルエイドに各々1本の配置に決定。
 8:00の朝食後、BIKEコース確認と観光を兼ねて、BIKEに乗って、陸上競技場から植物園を抜け、東平安名崎〜七又のアップダウン〜昼食のためドイツ文化村の「ひろちゃん」〜リゾート〜平良港で約64km。東平安名崎までは向い風とアップダウンが続く。東平安名崎の景色は想像以上の美しさで感激!。七又のきつい登りがあったが、「鉄人の練習と比べれば、たいしたことはない」と思った。でも、当日は、RUNに脚を残すため、無理せず、軽いギアで登ることにした。
 14:00頃、朝日荘に帰り、少し休憩。そこで、朝日荘に宿泊する今村大祐さん(神奈川県)と初対面。次に、レンタカーで平良港〜池間島〜狩俣の新コース〜植物園〜競技場のコースを確認。ちょっとコースを外れて、西平安名崎に寄り、雪塩の工場を見て、岬の展望台から池間大橋と池間島を見る。ここも絶景。
 17:30からの競技説明会に出席したが、ワイドーパーティはパスして、朝日荘宿泊メンバーと平良の「中山」にて食事&ビール&泡盛。そこに朝日荘の主人が合流、また、リゾートに宿泊の西郡美樹さん(東京都)、本間素子さん(東京都)、素子さんのおねえさんが合流し、最高潮に。朝日荘に戻って、裏の駐車場でまたまたオトーリ。ここでも盛り上がる。何をしにきたのか…?
居酒屋 中山 朝日荘裏オトーリ

<4月21日(土)>
 6:30に気持ちよく起きることができ、軽く60分のジョギング。8:00の朝食後、レンタカーでリゾートに行き、SWIMスタート地点で軽く試泳。昨年10月のサンライズイワタ以来のウェットスーツは、ちょっとやせたせいか、少しゆるくなっていた。沖に向かっては楽だが、折り返して岸に向かうと進みにくい。明日も折り返しからがきついのだろうと想像して、終了。一旦、朝日荘に戻り、「じんく屋」で昼食後、BIKE預託のため、再度、レンタカーでリゾートに行き、その足で、RUNのコースの確認のため、競技場からRUNコースをゆっくりと運転した。坂が多く、不安になる。時間に余裕があれば、登り坂は歩くのも一案かな、と作戦(?)を立てた。
 夕食は昨日と同じ「中山」で。そこで、浜松から応援の大隈さん、水谷さん、北川先生夫妻と合流。レース前日なので、ビールと泡盛は軽く、食事はご飯もの等を主体にした。明日の着替え等を準備して、速めに床につくが、なかなか寝付けない。レース前に寝付けないのは初めて。変な緊張感はなかったが、明日、乗り越える壁の大きさに、やはりびびっていたのかも。同部屋の大隈さんが戻ってきてからも、寝付けず、ずーっと大隈さんのいびきを子守歌にしていた。

<4月22日(日)レース前>
 朝4:00に起床し、ストレッチ。4:30に朝食で、トイレ(大)に2回行き、5:30のバスでリゾートに向け出発。リゾートに着いて、すぐに3回目のトイレ(大)。これで準備OK。BIKEをセットし、荷物を預け、当日のエントリーを行って、リゾートのプール前に集合。ここで、応援の方々と落ちあい、恒例の写真撮影。テイケイの八尾さんがプールの中で大声を上げて気合を入れている。7:15、スタート地点に向かう。途中で疋田浩気さん(静岡県)に会い、握手。バトルをさけるため、伊藤さんと端っこで待機。そこで、やっとのことで松野さんと会えた。健闘を誓って、がっちり握手。

<SWIM> 1:07:19
 7:30に号砲。ゆっくりと歩いて海に入る。前にスペースが見つかり、そこからSWIM開始。600mの最初のコーナーも無難に過ぎ、1700m関門の第二コーナーまで順調に進む。第二コーナーで時計を見ると、29分40秒、関門を通過でき一安心。
 第二関門以降はこれまで順調に進んでいたのがうそのように、向かい潮とうねりで前に進まない。300mごとの距離表示がなんと遠いことか。このあたりでゴーグルが曇ってきた。新しいものなのに、外の景色は見づらく、ゴールまでの距離感がつかめない。水深はずっと同じで浅くなっている感じもしない。会場のMCの声が大きくなり、やっと足がついて、3000m泳ぎきった。岸に上がると、松野さんもほぼ同時に上がったようで、「速かったんじゃないの?」と声をかけていただいた。上がってすぐはふらついたが、すぐに回復して、歩いて計測場に。疲労感はそれほどなく、タイムもまずまずで、満足してSWIMを終えた。

<BIKE> 6:09:18
 シャワーを浴びて、BIKEの袋を取って、テントの中で着替え。松野さんはさっさと着替えて、スタート。自分はバイクジャージのチャックが壊れてパニックに。何とか直して、日焼け止めクリームを塗って準備終了。バイクラックの近くで小をして、バイクスタート。トランジションで15分ぐらいかかってしまった。
 BIKEスタートしてからは追い風で好調、あっという間に狩俣に。池間大橋も一気に超え、池間島の周回も何とか順調にこなせたが、池間大橋の帰りは強い向い風。ここでトイレ(小)。まだ、この時点では、脚も疲れてなく、そこそこの速度で走る。狩俣の駐在所を左折する新コースに入ると、強い向い風とアップダウンで結構、大変。この状態が東平安名崎まで続く。東平安名崎を折り返し、ここでもトイレ(小)。七又のアップダウンではぐっと堪えて(無理せず)、フロントをインナーに落として、脚を使わずに登り、下りはギアを上げて、突っ走った。来間大橋は風が弱く、なんとか無難に乗り切るが、またここでもトイレ(小)。水を飲みすぎか?同じ選手を何度も抜いている。トラジションのもたもたも含め、かなりの時間ロス。今となっては、もったいないと思う。
 リゾートの前を過ぎ、2周目に入る。ちょっとお尻が痛くなり始めた。池間大橋の手前で松野さんとすれ違う。かなり離れてしまった。池間島を折り返し、また、向かい風とアップダウンで、130kmを過ぎると、さすがに脚にきてしまった。競技場に到着のころは、もう脚がつらく、これから42kmのRUNがあると考えると、気分が真っ暗になった。トランジットの前でMCの「お帰りなさい」の声に励まされ、BIKEを置いて、RUNの袋をもらい、テントで着替え。先頭のパクが、あと5km地点とのアナウンス。靴を履いて、気合を入れて、テントを出る。リストバンドを計測機にかざし、BIKEフィニッシュ。さあ、一番不安のRUNが始まる。
池間大橋にて

<RUN> 5:24:15
 あれだけ、BIKEで脚を使ったのに、走り出してみると、意外と軽く、調子がいい。2km地点でパクとすれ違う。その後しばらくして、花火の音。パクがゴールした。自分は「5km走って、1分歩き、登りは歩く」ということを続け、約7分/kmペースで20kmぐらいまで行く。RUNに入ってから、日が射し、急に暑くなった。エイドは全て寄り、スポンジで頭と首筋を冷やす。発汗がすごいので、水分と塩も忘れずとる。すると、トイレが近くなり、道端にストップして小。折り返し前の急坂は登り、下りとも歩く。折り返しで17:20。残り、全部歩いても、間に合う。ここで、完走できるのではないかと、ちょっと安心。脚の状態は、走り始めと変わらない。そのまま、同じ感じで、走りとちょっとの歩きを混ぜつつ、35km地点に到着。そこから急速に日が暮れた。涼しくなり、ここで、初めて、「これは最後まで走れる」と確信を持つことができて、徐々にRUNのペースを上げて行った。宮古空港脇の残り5km地点で19:24。「よし。競技場で花火が見られる。ここからは、絶対に歩かない。」と誓い、気合を入れて、下りを利用してペースを上げる。沿道の応援の声に返事をしながら、手を出してくれる子供達とタッチをしながらひたすら走る。最後の登りでは、更にペースを上げ(気持ちはそうだが、実際にはスピードは上がっていないと思う)、競技場にたどりついた。競技場では、松野さんが待っていてくれ、「ロング完走、おめでとう!」と声をかけてくれ、がっちり握手。そして、競技場を半周して、ゴール。花環を頭に載せてもらい、完走メダルと完走タオルをかけてもらい、計測機まで誘導され、計測。終わった!!到着時間は20:10頃。
ラン往路(平良市街) フィニッシュ

<レース後>
 すぐにうどんを食べる。薄い塩味が何とも言えず、とにかくうまい。そして、テントで着替え。その後、丸さん、折原さん、田中さん、小島さんと落ち合う。競技場で花火を見た後、タクシーで朝日荘に帰る。朝日荘では、ご主人や応援の方々が中継を見ながら待っていてくれた。早速、シャワーを浴びて、着替えて、皆さんが待つ会場に行き、まずはビール。とにかく美味い。
 テレビ中継では、競技場の門が閉まり、まだ、道を走っている選手も映し出され、まさか、この瞬間を朝日荘のテレビで見るとはスタートの時点では想像もしていなかった。そうこうしているうちに中村清司さん、桐原裕治さんも朝日荘に来て、オトーリが始まる。丸さんは総合88位での50−54のエイジ優勝。中村さんも総合16位で45−49のエイジ優勝。桐原さんも総合145位で宮古優勝。そして今回、このツアー参加者全員が完走ということで、とてもめでたいオトーリであった。その後、朝日荘の主人とさしで泡盛を飲み始め、部屋に戻ったのは何時なのか、記憶にない。

<4月23日(月)>
 6:30に起きて、レンタカーでBIKEを撤収に行き、早速、輪行袋に詰める。8:00より朝食。その後、衣類の洗濯や荷作りを行い、9:30にヤマト運輸へのBIKEを引渡し。その後も、衣類等の整理や荷造りを行い、一旦、部屋を撤収。折原さん、田中さん、小島さんと写真の購入と記録証交付のため体育館に出かける。
 昼食は、余ったビールがあるので、弁当を買って、朝日荘でいただくことに決まり。弁当を食べつつ、ビールがどんどんなくなる。その後、朝日荘の奥様も参加、昨晩、飲み残した泡盛を差し入れていただき、昼からエスカレート。表彰式も忘れて、飲み続け、18:00頃、折原さんとタクシーで宮古空港に。チェックインの後、折原さんと、食堂で夕食を食べつつ、また、ビール。飛行機内は、ずっと熟睡。羽田で折原さんと別れ、京急で上大岡へ。自宅に着いたのは、23:50頃だった。

<反省点他>

  1. ロングの大会ということから、SWIMは水着とウェットスーツ、BIKEはバイクジャージ、RUNはトライアスロンウェアと3種類を使用したが、トランジションの時間を考えると、トライアスロンウェア1つでも良かったのではないかと思った。
  2. 全てのエイドステーションで水分を補給したことが原因なのか、OS−1を少しずつ、常に飲み続けたせいなのか、あるいはRUNの給水時、必ず塩を口にしたせいなのか、脱水は起こらなかったが、とにかく小便は頻発し、大きなタイムロスになった。原因を研究したい。心当たりのある方は教えていただければと思う。なお、気持ちは悪くならず、ゴール後、うどんを食べることができた。(追い込みが足りないかも知れませんが…)
  3. 過去2回のフルマラソンで30km以降、脚が潰れて走れなくなった経験から、RUNではかなり慎重なペース配分を心掛けた。ところが、今回はBIKEで消耗した後にもかかわらず、歩きも混ぜたペースであれば、走りきれたことは想定外のこと。自分の本当の力が解らず、もしかしたら、最初から、もっとペースを上げても良かったのかも知れない。まだまだ、経験不足でもあり、今後の練習の中で、自分の実力やペースを見つけて行きたい。
  4. SWIMでの接触による腕の切り傷で、傷口がDHバーのパットに当たり、痛かった。また、ニプレスが汗ではがれて乳首がすれて痛かった。エイドステーションで絆創膏をお願いしたが、どこもないとのことで、ガムテープをもらって傷口と乳首に貼った。絆創膏はBIKE、RUNとも常備が必要と思った。

<最後に>

以上


来間大橋中央(リゾート方面)
19日 来間大橋中央(リゾート方面)
20日 西平安名崎から池間島 20日 東平安名崎
21日 SWIM会場 21日 RUN15km地点


home back