横浜〜湯本ラン

 

 仕事明けの土曜日朝8時40分に瀬谷区三ツ境の会社を出発,厚木街道で旭区二俣川を出発した数本氏と待ち合わす。

 今回本当は余り乗る気では無かった,この先目指す目標を見失っている現場としては60キロを走る意義を見出す事が出来なかったのです。しかしクラブを盛り上げて行かねばならない立場としては,やはり行かねばと思う。江の島当たりまで電車でチョンボしようかな?とか思う。そんな時数本氏からの同行の電話。やはり横浜から走って行こう!。しかし横浜駅から出発組とはスタート時間が1時間30分は遅れるので少しでも近い道は無いかと前日に地図とにらめっこをする。横浜の内陸部から境川のサイクリングロードを真っ直ぐ南下して,藤沢の海に出て西に向かうのが一般的なルート。そこを何とか斜めに行く道は無いものかと道を探す。その結果中原街道を行くと相模川の湘南大橋当たりに出る道を発見,これで行こう。いざ中原街道を走って行くと,とてもでは無いけどジョギングをするような道では無く,歩道は余り無く車も信号も起伏も多い道路で失敗でした。

 今回チョット気をつけた事が有りまして,塩を携行しました。今夏熱中症の事をテレビで頻繁にやっていまして,その結果塩分が大事で有るとの事。毎年湯本に到着すると体中は塩だらけになっていたのを思い出す。夏のトライアスロンは汗や水で体の塩は洗い流されて気づかなかったのかもしれません。確かに梅干しやスポーツドリンクから塩分は補給していたのだけれど,足りなかったのかもしれません。だから何時も気持ち悪くなっていたのかな?と思い起こす。コンビニや自販機で補給する度に塩を大さじ一杯分位を補給する。

 出発していくらも行かないうちに足に違和感発生,靴擦れである。わずか10キロくらいでの出来事です。このまま我慢して皮が剥けてしまうと返って大変な事になるので早め対策が必要と思い,立ち止まって持参のワセリンを塗ってみる。しかしまだ駄目だったのでコンビニでバンドエイドを購入して2枚貼ってみたところ解決しました。

 昨年は二宮当たりでタマちゃん軍団に追いついたのに今回は二宮を過ぎても誰も発見する事は出来ません。「かなり早いなあ」とがっかりです。途中数本氏が気分が悪いと言うので塩を渡した所気分が治ったとのことでした。

 補給の度にコンビニに寄ると千円札が次々と財布から出ていってしまいます。電車で行った方がなんぼ安上がりかと思います。

 後半になり足も大分売り切れ状態になる。一回止まると次に走り出すのに難儀する。

歩きで始まりジョギングに持って行くって感じです。

 小田原のクランクを過ぎると後6キロくらい,ここから上り道の頑張り所です。足に走る痛みと戦いながら湯本を目指す。とうとう誰にも追い付くことなく最後の上り道を過ぎると,やっと箱根湯本駅が視界に入って来ます。「ああー今年も走ってこれたあ!」と喜びと達成感が込み上げて来ます。

 早速かっぱ天国に上がって行き,先着組と合流する。道中誰にも追い付かなかった旨話すと,まだ5人来ていないとの事。コンビニ休憩する先発組を気づかないで追い越したか,西湘バイパス沿いの余り知られていないサイクリングロードを行ったので,その間一国を走っている先発組を追い越したかもしれません。しばらくして二人(関谷さん松本さん)が到着。宴会をしている途中でゲストの二人は到着出来ずにそのまま電車で横浜に戻るとの連絡。後一人が連絡も付かず,参加しているのかキャンセルしたのかも分からず,電話をしても連絡も付かない人がいました。皆は,「絶対走っていない」との意見で一致。宴会も終わりに近づいた頃タマちゃんから電話,「今小田原付近です」,「電車に乗って来い」と告げる。宴会を延長し待つ事に。皆より1時間くらい早く,しかも5キロくらい短い距離を出発したのに参加十数人のクラブ員の誰とも出会う事無く,数時間も遅れて到着するトリックをやってのけた凄いイリュージョンのタマちゃんでした。