第17回大山登山マラソン

2002310日 日曜日

天候:晴れ

種目:一般男子40歳代 9Km

記録:45′52″ 6位

ラップ スプリット 標高 標高差

スタート    0     0  30m

Km 3′27″  3′27″  38m   8m

Km 3′47″  7′14″  55m  17m

Km 4′03″ 11′17″  80m  25m

Km 4′08″ 15′26″ 105m  25m

Km 4′28″ 19′54″ 160m  55m

Km 4′26″ 24′20″ 220m  60m

Km 4′59″ 29′19″ 300m  80m

Km 7′08″ 36′28″ 470m 170m

Km 9′23″ 45′52″ 680m 190m

 朝からとても暖かい。寒さの心配はいらなかった。前日は出張で帰りも遅かったが、体調の心配はなかった。7時のバスで大船へ。大船では偶然友人と出会う。熱海でのゆらっくすマラソンに参加するとのことだった。電車の中では、その参加者がたくさんいた。私は平塚まで行き、そこから伊勢原まではバス。ほぼ予定通り、8時15分頃に到着。スタートは10:20、しばらく余裕があるのでのんびりとする。ゴール地点に持っていってもらうものは既に用意してあるので、そのままザックに入れて預ける。あとは、中村を捜し当てて行動を共にした。スタートの1時間ほど前に246号まで軽くジョグをしながら行って戻ってくる。これでアップは充分だった。10時に校門前に並ぶ。すでにたくさん人がいたが、むりやり前の方に並ぶ。10分前に伊勢原駅前に移動した。

 今回のレースは、久しぶりに中村が出場するというので、中村との対決ということになっていた。中村だけは特に意識してのレースで、運が良ければ、入賞も狙っていた。

 スタートは普通に出ていく。駅前から右折して県道に出るが、今年はまわりがあまり速くない。いつもは集団で飛び出すのだが、今年は私でも付いて行けるくらいのペースで、前を行くランナーの数も10人くらいしかいない。どうした事かと思いつつも、マイペースで行く。まわりを見てもあまり知った顔はいない。ひとり平塚のランナーがいたくらいだった。246号との交差点の1キロ地点は3′27″、予定通りだった。いつもより気温は高いが、全く気にならない。走っていて気持ちが良かった。そのうち、中村が私の前へ出て行く。私の後ろで走ると言っておきながら、やはり前へ出て行ってしまった。とりあえず、離されないようにと付いていく。私の集団は4人。10位集団というところだった。大山へ向かう道へ入ると、徐々に上っていく。コースは分かり切っているので、そのタイムもほぼ毎年同じ様なもの。2キロのラップは毎年4分のはずだった。少しずつ上っていて、東名ガード手前の2キロ地点は、3′47″、予定よりかなり速い。中村が前にいるためだった。しかし、体調は良く問題なかった。2キロを過ぎ、前を行くランナーも徐々にばらけてきたところで、中村を捉える。その後は、ゴールするまで中村の姿を見ることは無かった。今年は前にいるランナーが少ないせいか、落ちてくるランナーもほとんどいなかった。途中私が抜かれたのは2人だけ。しかし、この2人も、山道の手前のバスターミナルでは抜き去っていた。いつもはうしろは気にせず、前を追うだけだったのだが、それなりに中村の存在も気になる。とりあえずは中村には勝てるだろうということで、少々気はゆるんでいた。しかし、前を追う事はやめない。なかなか前のランナーが落ちては来なかったが、徐々にペースが落ちていることだけはみえていた。ひとりずつ捉えていくことにした。ラップタイムはほぼ予定通り。昨年のタイムを元に設定した予定タイムを少々上回るくらいだった。順位は5キロくらいまではほとんど変わらなかったが、坂が急になるにつれ、ランナーが落ちて来た。1人、2人と捉えていく。一気に捉えたのは、6キロを過ぎ、勾配もいちばん急になっているあたり、4〜5人が息も絶え絶え上っているところを、横から気持ちよくごぼう抜き。順位も一気に上がった。もう充分入賞圏内だった。足の方も全くきついと言うことはなく、余裕で走れるくらいだった。

 バスターミナルを過ぎてからは土産物屋が並び、しばらく階段が続く。観光客もいる中、20分前にスタートした50代のランナーを抜きつつ、どんどん登っていく。走りに全く不安は無かった。階段は一段抜かしで気持ちよく走り抜ける。途中で『4位』という声が掛かった。そんなに抜いていたかとびっくり、驚きだった。ケーブルカーの駅を過ぎると、徐々に山道となっていく。土の登山道の方が走り易い。後ろは気にならない。前方はどうかと見るが、40代らしきランナーは見あたらない。ラスト1キロの表示のところで最後の給水を取り、山道を駆け上がる。その後は、ずっと石段となる。もはや走ることはできない。遅いランナーをかき分けて、1段ずつ登っていく。またしばらくした所で、今度は『6位』という声が掛かった。さっきの4位は何だったんだろうかと思ったが、こちらの方が真実味がある。ひとり、まわりから比べると速いが、ペースの落ちているランナーを抜き去る。ゼッケンを見る事ができなかったが、40代の様な気もした。しかしどちらかは分からない。あとはそのまま、足がつらいということもなく、最後まで登り切る事ができた。呼吸の方が辛いくらいだった。ゴールでは、入賞の札を貰って一安心、6位入賞だった。息は上がっていたが、足などは辛いところは無かった。走りとしては、満足のいくものだった。

 しばらくして、中村がゴール。中村は、結局予想されていたのと同じ様なタイム、女子のトップより少々速い程度だった。女子トップは49′40″、高校生。39歳以下の記録を更新したようだった。しばらく休んで、下社まで登ると、もう50代の表彰式が始まっていた。そのあと、40歳代も待たされる事なくすぐに始まった。表彰式の後は、中村と二人、スタート地点まで走って戻ってきた。気温が上がっており、上でも暑いくらいで、下まで降りてきたところでは、春のようだった。いいレースができた。満足。